パリ五輪の女子ボクシングで、8月1日(現地時間)に行われた試合が話題になっています。
今回物議をかもしている選手は、アルジェリア代表のイマネ・ケリフ選手です。
なぜトランスジェンダーと言われ批判を受けているのか気になりますね。
イマネ・へリフのプロフィール
名前 : イマネ・へリフ(Imane KHELIF)
生年月日 : 1999年5月2日(25歳)
身長 : 178cm
イマネ・ケリフはトランスジェンダーではない
ケリフ選手は昨年の女子世界選手権で、性別適格性検査(性別テスト)に不合格となり、出場権を剥奪された過去があります。
彼らはXY染色体を持っていることが証明されたため、除外された。と、国際ボクシング協会(IBA)のウマル・クレムリョフ会長は明かした。
しかし、実際ケリフ選手はトランスジェンダーではなく、染色体異常のため性分化疾患という病であったようです。
トランスジェンダーというと、生まれ持った性別を自らの意思で途中から変換するというイメージですが、ケリフ選手の場合は、染色体異常のため性分化疾患という病です。
出生時の性別は女性で、これまでずっと女性として実際生きてきたのです。
しかし、染色体異常で男性ホルモンが異常に多くなる疾患(DSD)と考えられることから、一般女性と比較してしまうと筋力やパワーはもちろんあります。
そのため、今回の試合のように相手選手との明らかな骨格やパワーの違いが出てしまうのです。
染色体異常の病なので、トランスジェンダーという言葉自体がそもそも間違いなのではないかと思われます。
世間の声
しかし、今回のオリンピックでもケリフ選手に限らずですが出場選手への誹謗中傷がひどく見受けられます。
ケリフ選手に対しても実際にこのような投稿が多く見られます。↓
トランスジェンダーというのがデマだとはいえ、やはり相手選手のことを考えると複雑な気持ちになります。
実際
体格差があってビックリ!!
染色体の異常といえど、相手選手の気持ちを考えると複雑……。
と言った声も見受けられましたし、トランスジェンダーではないことを理解した上でケリフ選手が女性と対戦することを批判する声も見受けられました。
パリ五輪のボクシングは現在、IBAよりも緩いルールを持つIOCのパリ2024ボクシングユニットの管轄下で運営されているという指摘があります。
また、IOC(国際オリンピック委員会)が『寛容性』を重視することも、今回の物議の一つの要因だといえます。
世間の声にもあるように、トランスジェンダーではないとはいえ明らかに女子選手とは骨格、骨量、筋力全てにおいて異なりますし、試合結果にも現れます。
命の危険を感じたのかアンジェラ選手は早々に棄権をしていますし、ケリフ選手のような選手の出場があるのであれば、選手の安全を確保するためにもトランスジェンダー枠などが必要そうですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
トランスジェンダーというのはデマであることが分かりましたが、それでも今回のパリオリンピックにはいろいろな点で不備や疑惑が残りますね。
選手たちが無事に、納得がいく結果を残せるよう祈るばかりです。
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